この記事のポイント
- 生成AI研修の費用は、研修時間・受講形式・人数・研修後の支援(ツール開発や定着支援)の有無で大きく変わります。金額だけでなく、何が含まれているかで比べることが大切です。
- 研修費とは別に、AIツールの利用料(有料プランの契約など)がかかる場合があります。
- 人材開発支援助成金を使うと、中小企業は研修経費の75%が助成されます。ただし受講者1人あたりの上限額があり、2026年8月からは業務に直結した研修であることが求められます。
- DATAREINの生成AI研修は、1名あたり40万円(税込)で、12時間の研修と独自AIツールの開発(1ツール)を含みます。
生成AI研修の費用を決める4つの要素
1. 研修時間
数時間の講義で概要をつかむ研修と、複数日かけて実際に手を動かす研修とでは、費用が大きく異なります。業務で使えるところまで身につけるには、演習や試作の時間を含めた研修が必要です。助成金でも研修時間によって上限額の区分が変わるため、時間は費用を比べるときの基本になります。
2. 受講形式
講師がつく集合研修・オンライン研修と、受講者が自分のペースで進めるeラーニングとがあります。講師がつく研修は質問や個別の相談ができる分、費用は高くなりやすく、eラーニングは費用を抑えやすい一方、途中で止まってしまう受講者が出やすいという違いがあります。
3. 人数
1名あたりの料金で決まる研修と、1回あたりの料金で決まる研修があります。見積もりを比べるときは、受講人数で割った1名あたりの金額にそろえると比較しやすくなります。最少人数が決まっている研修もあるため、あわせて確認しましょう。
4. 研修後の支援
研修を受けても、職場で使われなければ効果は出ません。研修後に自社の業務に合わせたツールを作る、質問できる窓口を用意するといった支援が含まれているかどうかで、料金もその後の成果も変わります。
研修費以外にかかる費用
研修で使うAIツールによっては、研修費とは別に利用料がかかります。無料の範囲で学べる内容もありますが、業務で継続して使う場合は、有料プランの契約が前提になることが少なくありません。
- AIツールの利用料:研修後も業務で使い続けるなら、受講者分の有料プランが必要になる場合があります
- 社内の準備にかかる時間:受講中の業務の調整や、社内ルール(入力してよい情報の範囲など)の整備
- 助成金の申請にかかる手間:計画届や支給申請の書類づくり
たとえばDATAREINの研修では、Geminiの基礎を学ぶコースは追加の課金なしで受講できますが、GAS(Google Apps Script)で業務を自動化するコースはGoogle Workspaceの、Claude CodeでAIエージェントを作るコースはClaudeの有料契約が必要です。
見積もりで確認したい項目
- 研修の合計時間と日数、1回あたりの時間
- 料金は1名あたりか1回あたりか、最少人数は何名か
- 演習で自社の業務を題材にできるか(汎用的な例題だけではないか)
- 研修後の支援(ツール開発・質問対応・定着支援)が含まれるか
- 研修費以外に必要なツールの利用料
- 助成金の対象になる内容か、申請の支援はあるか
助成金を使うときの考え方
生成AI研修には、厚生労働省の「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」が使える場合があります。中小企業は研修経費の75%(大企業は60%)と、受講1時間あたり1,000円(大企業は500円)の賃金が助成されます。
ただし経費の助成には、受講者1人・1研修あたりの上限額があります。研修時間が10時間以上100時間未満の場合、上限は中小企業で30万円、大企業で20万円です。eラーニングの場合は、中小企業15万円・大企業10万円が上限です。研修費が高くなるほど、上限を超えた分は自己負担になります。
2026年8月3日以降に提出する計画届からは、汎用的なプロンプトの作り方を学ぶだけの研修は対象外になり、業務に直結した研修であることが求められます。対象になる研修・ならない研修や申請の流れは、「生成AI研修に使える助成金・補助金」の記事で詳しく解説しています。
DATAREINの生成AI研修の料金
DATAREINの生成AI研修は、1名あたり40万円(税込)です。オンラインで受講でき、10名からお申し込みいただけます。料金には次の内容が含まれます。
- 研修:2時間×6日、計12時間(課題設定・基礎・試作・検証と改善・成果共有と運用整理)
- 独自AIツールの開発:受講状況をもとに要件を定義し、1ツールを開発
- 助成金の申請支援:労働局に提出する書類の作成から、計画の策定・事後の報告まで
コースは、Geminiの基礎を学ぶ基礎初級、GAS(Google Apps Script)で業務を自動化する応用中級、Claude CodeでAIエージェントを作る上級の3つです。研修で作った試作をもとにツールを仕上げるため、研修が終わった後も職場で使い続けられる形にできます。自分のペースで学べるe-Learningコース(1名あたり20万円・税込)もご用意しています。
助成金の支給の可否や助成額は審査によって決まるため、金額を保証するものではありません。制度の内容は2026年9月時点の情報です。最新の要件は、厚生労働省または都道府県労働局でご確認ください。